契約形態と直接的なやり取りの強み

当社では、研究者様の状況や資金源に合わせた柔軟な契約形態を提供しております。たとえば、以下の2つのケースが代表的です。

  1. ケース①:私費による契約
    • 社会人大学院生や若手研究者などが、ご自身の資金(私費)で当社のサービスを利用する形です。
    • 研究スケジュールや個人の目標に合わせて契約プランを選択し、ダイレクトにサポートを受けられます。
  2. ケース②:公費(科研費・研究費等)による契約
    • 大学や研究機関の研究費、科研費などを用いて契約を行う形です。
    • 公費申請の手続きや必要書類の準備にも対応し、大学・研究機関の規定に合わせて柔軟に進めます。

どちらの場合でも「直接的なやり取り」を基本としています

  • 同じ担当者が一貫して対応
    • お客様が私費契約であっても、公費契約であっても、研究内容をしっかり把握した担当者がダイレクトにサポートします。
    • 研究の背景や目的、進捗状況を正確に把握できるため、無駄のないやり取りが可能です。
  • オンラインやチャットツールを使ったスムーズなコミュニケーション
    • Zoom・メール・Chatworkなど、多様なツールを駆使してやり取りを行います。
    • 研究の合間でも気軽に質問や相談ができるため、研究計画のブレストや論文執筆の進捗確認などに時間を割きすぎることなく、的確にサポートを受けられます。
  • 依頼者の意思決定を尊重
    • 資金の出所が私費でも公費でも、本質的な意思決定はお客様(研究者)ご本人です。
    • 当社は、研究者と直接コミュニケーションをとることで、より深い理解に基づいたアドバイスや課題解決の提案が可能になります。
  • 研究費の利用範囲や手続きもサポート
    • 公費契約の場合、大学の会計ルールや科研費の使用条件に合わせた手続きをアドバイスすることも可能です。
    • 研究計画や利用計画の策定、書類準備なども、直接やり取りをすることで迅速に進められます。

直接的なやり取りのメリット

  1. コミュニケーションの齟齬が少ない
    • 外部委託や仲介を挟まないため、お客様の研究内容や意図が正確に伝わりやすい。
  2. 研究の進捗や課題に迅速に対応
    • 困りごとがあればすぐに連絡を取り合い、解決策を協議できるため、研究の遅延リスクを減らす。
  3. 柔軟なプラン変更・提案が可能
    • 研究のフェーズに応じてプランを変更したり、オプションを追加したりする際も、お客様との直接相談でスムーズに決定できる。

研究支援の具体的な例

  1. 論文や文献の調査代行・動向調査
    • 「○○に関する論文を網羅的に探してほしい」
      • 依頼されたテーマに沿って国内外の学術データベースを活用し、必要文献を整理・リストアップします。
      • 研究分野の現状把握や先行研究の欠け漏れを防ぎ、効率的に研究計画を立てる手助けをします。
    • 「〇〇の研究の最近の動向を調べてほしい」
      • 最新の論文や学会発表、特許情報をチェックし、研究の方向性や有望なテーマのヒントをまとめてレポート化します。
  2. 研究内容の要約・レビュー作成
    • 「〇〇の研究内容について要約してほしい」
      • 大量の文献を読み込み、重要な部分や新規性・進歩性のポイントをわかりやすくまとめます。
      • 必要に応じて図表やキーワードリストを作成し、研究者の理解や共有がスムーズになるようサポートします。
  3. 最新の研究状況を一括で把握
    • 「最新の研究状況を一括して知りたい」
      • 重要学会や主要ジャーナルのトレンド、実験技術の進歩状況などをピックアップし、短時間でキャッチアップできるように整理します。
      • 新規テーマの模索や研究開発の方向付けに役立ちます。
  4. 論文執筆方法のアドバイス・指導
    • 「研究論文の執筆方法を教えてほしい」
      • イントロ・方法・結果・考察などセクションごとの書き方から、学会誌に合わせたフォーマット、引用スタイルまで、実践的なノウハウを提供します。
      • 論文校正や英語表現のブラッシュアップもサポートし、投稿先ジャーナルの採択率向上を目指します。
  5. 研究計画のブラッシュアップ
    • 「新規性/進歩性のある研究計画を一緒に考えてほしい」
      • 先行研究のギャップを調査し、仮説設定・目的の明確化など、研究プロトコルを練り上げる段階からお手伝いします。
      • 科研費や各種研究助成金の申請書作成などにも対応可能です。
  6. 論文校正・翻訳・投稿支援
    • 「論文の校正/翻訳についてアドバイスがほしい」
      • 表現・文法面だけでなく、論理展開や説得力を高めるための提案を行い、質の高い論文に仕上げます。
      • 英語翻訳や投稿時のカバーレター作成など、海外ジャーナルへの投稿準備もサポートします。
  7. プレゼンテーション資料のアドバイス
    • 「プレゼンテーション資料のアドバイスがほしい」
      • スライドの構成やデザイン、話し方・時間配分、質疑応答の準備などをトータルに指導。
      • 学会発表・社内プレゼンどちらの場合でも、有効なストーリーテリングや視覚効果を取り入れ、聴衆に伝わる資料づくりをサポートします。

「つまみ食い」での利用も歓迎

  • 研究者の皆さまの状況はさまざま。
  • 「今回だけ文献調査をお願いしたい」「論文の結果セクションだけ手助けしてほしい」「プレゼンのリハーサルを見てほしい」など、必要な部分だけを気軽に依頼していただいて構いません。
  • 小さなステップアップから、研究全体のコンサルティングまで、柔軟に対応いたします。

お客様の例

お客様
1. 医師(臨床医)
主な課題・ニーズ: 患者対応が忙しく研究時間が確保しにくい/学会発表や症例報告の論文執筆を効率よく行いたい/英語論文への苦手意識がある
サポート例: データ整理や英語論文の校正、投稿先ジャーナルの選定、症例報告の執筆支援など

2. 研究者(理系・文系問わず)
主な課題・ニーズ: 新規研究計画の立案や先行研究の網羅的調査/大規模データの解析・統計手法がわからない/学術論文のインパクトを高めたい
サポート例: 文献レビューの要約・整理、統計解析サポート、研究プロトコルのブラッシュアップ、論文投稿支援

3. 看護師・保健師
主な課題・ニーズ: 臨床現場での実践研究や地域保健活動の効果検証/学会発表や看護研究に関する執筆方法が不慣れ
サポート例: 看護研究の倫理審査申請支援、質的・量的研究のデザイン作成、学会発表用スライドの作成アドバイス

4. 整体師・アロマセラピスト
主な課題・ニーズ: 施術効果や使用オイルの根拠づくり/自分の技術やサービスを科学的に説明できる論文やデータを活用したい
サポート例: 文献調査や施術効果の研究デザイン、勉強会や論文執筆の基礎指導

5. トレーナー(スポーツ指導者・フィットネスインストラクターなど)
主な課題・ニーズ: トレーニング効果やプログラムのエビデンスを高めたい/スポーツ科学の知識を学びたい
サポート例: トレーニング効果測定やデータ収集手法のアドバイス、文献レビューで最新のトレーニング理論を調査

6. 学生・大学院生
主な課題・ニーズ: 研究スキルを体系的に学んでいないため計画の立案が難しい/指導教員とのコミュニケーション不足/オンライン指導で質問しづらい
サポート例: 論文の書き方や先行研究の調査方法を1から学びたい/研究不正を回避した論文執筆テクニック/学位論文や学会発表への継続サポート

7. 教員(大学教員・専門学校教員 など)
主な課題・ニーズ: 学生への研究指導をしつつ自分も研究を進めたいが、時間が取れない/研究成果を外部資金獲得や論文数増加につなげたい
サポート例: 複数の研究テーマを同時進行させるためのマネジメント、科研費や各種助成金申請の書類作成サポート、論文アクセプト率アップの指導

8. 会社員・企業の研究員
主な課題・ニーズ: R&D(研究開発)部門で製品化前のエビデンスをしっかり整えたい/企業内での研究データ管理や解析手法の標準化
サポート例: 研究開発プロセスの最適化、社内向け研究セミナーの開催、学会発表や論文執筆による製品の信頼性向上