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公表を求めた数字は、いまも公表されていません――看護学校の要望書から2年半

先月、看護師国家試験の合格率について書きました。学校ごとの合格率は公表されているのに、学校ごとの入学者数と退学者数は公表されていない。だから、入学した人のうち何人が受験にたどり着いたのかは、外から計算できない。そういう話でした。あの記事には、書かなかったことがありま

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AIを使ったかどうかは、もう確かめられます――論文でのAI利用開示の書き方

論文にAIを使ったかどうかは、これまで自己申告でした。書いても書かなくても、確かめる手段が投稿先にはなかった。2026年8月、この前提が変わりました。主要なAIが、生成した文章に機械で読める透かしを入れ始めたからです。これは新しい義務が生じた、という話ではありません

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基準を知っていても、揉めます――オーサーシップの決め方と、決める時期

投稿の直前になって著者の順番が変わる。自分が集めたデータなのに筆頭ではない。研究室の全員が著者に並んでいる。修了して数年後、知らないうちに自分の名前が載った論文が出ている。オーサーシップをめぐる相談は、思っているよりずっと多く寄せられます。著者の要件は、国際的にはと

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検索して出てこないのは、無いからではありません――文献検索の設計

検索欄に思いついた語を入れる。ぱらぱらと出てくる。ぴんと来ないので、別の語に変えてみる。また入れ直す。これを何十回か繰り返して、「この分野には先行研究がない」と結論する。よくある道筋ですが、たいていの場合、先行研究はあります。探し方の設計がないだけです。この記事では

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「文献を並べただけ」と言われたら――レビュー・検討・緒言は、役割が違います

「これは文献検討になっていない」「緒言が長すぎる」「同じことを二回書いている」。指導のなかで繰り返し出てくる指摘です。言われた側は、どこをどう直せばよいのか分からないまま、文章をこねくり回すことになります。原因はたいてい同じで、文献レビューと文献検討と緒言が、書き手のな

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プロンプトが書けないのは、問いがまだ無いからです――学校でAIを教えることになったら

中央教育審議会の特別部会が、次期学習指導要領の審議まとめ案を示しました。報じられているところでは、教育へのAI活用が初めて明記され、小中学校の教科に「情報」が置かれる方向です。まだ案の段階で、告示は2027年初頭、小学校での全面実施は2030年度からと見込まれています。

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走っている研究は、作り直さなくて大丈夫です――2026年12月1日の倫理指針改正

「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の一部改正が、2026年8月27日付の官報で告示されました。適用は同年12月1日からです。用語の整理まで含めるとほぼ全条文が書き換わっており、分量だけ見ると身構えてしまいます。ただ、実務で押さえるべき点は限られていま

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合格率は、入学者の話をしていません――看護師国家試験のデータで見えない側

看護学校を選ぶとき、多くの人がまず見るのが国家試験の合格率です。学校もそれを掲げます。進路の判断材料として、いちばん手に入りやすい数字だからです。では、その数字は何を測っているのでしょうか。合格率の分母は、受験した人です合格率は、合格者数を受験者数で割ったもので

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修士論文は、短くしても論文になりません――投稿までにやり直す3つのこと

修士論文を書き上げた方から、よく同じ質問を受けます。「これを短くすれば、論文として出せますか」。答えは、残念ながらいいえです。修士論文と投稿論文は、目的の違う別の文書だからです。縮めて出すと、ほぼ確実に「焦点が定まっていない」という査読意見が返ってきます。本稿では、投稿